思い出のアクセサリー

昔大好きだった彼が、最初で最後のアクセサリーのプレゼントです。今でも鮮明に覚えています。スタバでコーヒーを飲みながら、ポケットから指輪が1つ出てきました。そして彼の手にも同じ指輪がしてありました。
彼の口から「安物の指輪だけど、これ」と言われました。あまりにもうれしくて言葉を失っていたら、「ちゃんとした指輪はまた渡す」とぶっきらぼうに言われました。本当にうれしくてそれから毎日その指輪を付けていました。そんな彼ともいくつものすれ違いから別れることになりました。
嫌いになって別れたわけではないので、その後もずっと彼のことが好きでした。指輪は外しジュエリーケースへ入れていますが、時が経つにつれてどんどん色褪せていきました。あれから7年の時が立ち、私は別の人と結婚し幸せに生活をしています。その元彼は今どうしているのかわかりませんが、彼から頂いた指輪を捨てることができずそっとしまっています。きっとこのままジュエリーボックスの中にあるのだと思います。